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LCCの勤務と睡眠時間

近年、日本でも多くのLCCという航空会社が運航されています。LCCの特徴は少ない機材でいかに多くの便を飛べるかで収益に大きく関わってきます。乗務員のスケジュールは運航便に合わせて造られているため、以下のような事例があります。

・フライトパターン一例

  1日目ー国内線4便乗務ー2日目アジア(台湾、中国等)深夜往復乗務ー3日目に日本帰着ー4日目国内線乗務


・4日連続フライトの翌日は1日休みですが、その休みも次の早朝勤務に備えて成田に移動することが多く、休日になっていない事があります

・アジア路線の深夜往復乗務で朝成田に着き、翌日に休日が無く、国内線乗務をすることもある


・機内にはクルーバンク(休憩施設)はなく、フライト内の休憩時間はない。※但し、一部のLCC
 航空会社では、2017年7月から「国際線は(近距離路線でも)レストを取るように」と通達が出され
 客席最後方席をレストシートとして運用することになりました。

・深夜の往復乗務という人間の生体リズムに反する勤務をしながら、帰ってからの十分な休養時間がない。などの問題があげられます。

 

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