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いそがれるCAの勤務改善!!
パートⅡ A社の傷病についての実態

パート2では、日本の航空会社の客室乗務員の傷病についての実態を述べたいと思います。

 

この図は、ある国内大手航空会社の事例です。2016年秋に勤務協定が変更になりました。

今年に入り、客室乗務員の疲労による傷病や急病発生の事例が増加してきました。1~4月には4つの事例が報告されています。

 

事例1.  北米路線、羽田-サンフランシスコ線で 乗務中客室乗務員が体調不良に陥り酸素吸入しました。

 

事例2.  成田-ダラス線の出発前に、客室乗務員の体調不良による人員交替があり30分遅発しました。

 

事例3. 欧州路線、ロンドン-羽田線で、 ロンドン出発ブリーフィング中の客室乗務員が、胸が苦しいと身体不良を訴え、フライトを降りました。

 

事例4. アジア路線、羽田‐北京線に乗務中の客室乗務員が体調不良になり、北京到着後病院に搬送されました。

その他、 羽田のロッカールームで倒れて救急車で搬送された事例もあります。また、客室乗務員は時差を伴う長距離運航の場合は機内で仮眠をとりますが、客室乗務員が乗務中に体調不良になり、その乗務員用の簡易ベッドに着陸前まで横になったままで、業務を行うことができなかったという報告もあります。さらに睡眠障害による休業、疲れによるじん麻疹の発症、なども報告されています。

このように、体調を崩している客室乗務員が多くなってきています。

この背景として、昨年11月からフライト後の休日が削減され、フライトとフライトの間隔が短くなった事が考えられます。

 

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